平成28年 3月 定例会(第1回)平成28年第1回市川三郷町議会定例会(第1日目) 1.議事日程 平成28年3月4日 午前9時58分開議 於議場 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 承認第1号 市川三郷町税条例等の一部を改正する条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて 日程第4 承認第2号 市川三郷町国民健康保険税条例の一部を改正する条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて 日程第5 承認第3号 平成27年度市川三郷町一般会計補正予算(第8号)の専決処分につき承認を求めることについて 日程第6 承認第4号 平成27年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第5号)の専決処分につき承認を求めることについて 日程第7 承認第5号 平成27年度市川三郷町
公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)の専決処分につき承認を求めることについて 日程第8 議案第1号 山梨県市町村総合事務組合の共同処理する事務の変更に伴う山梨県市町村総合事務組合規約の変更について 日程第9 議案第2号 行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例例制定について 議案第3号 市川三郷町行政不服審査会条例制定について 議案第4号 市川三郷町法務専門職員の任用等に関する条例制定について 議案第5号 市川三郷町中小企業・小規模企業振興基本条例制定について 議案第6号 市川三郷町職員定数条例中改正について 議案第7号 市川三郷町職員の勤務時間、休暇等に関する条例中改正について 議案第8号 市川三郷町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例中改正について 議案第9号 市川三郷町町長、教育長の給与及び旅費条例中改正について 議案第10号 市川三郷町職員給与条例中改正について 議案第11号 市川三郷町
重度心身障害者医療費助成条例中改正について 議案第12号 市川三郷町ひとり親家庭医療費助成に関する条例中改正について 議案第13号 市川三郷町
子育て支援医療費助成金支給条例中改正について 議案第14号 市川三郷町子育て祝い金支給条例中改正について 議案第15号 市川三郷町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の利用者負担額等に関する条例中改正について 議案第16号 市川三郷町道路占用料徴収条例中改正について 議案第17号 市川三郷町公共物管理条例中改正について 議案第18号 平成27年度市川三郷町一般会計補正予算(第9号) 議案第19号 平成27年度市川三郷町
国民健康保険特別会計補正予算(第4号) 議案第20号 平成27年度市川三郷町介護保険特別会計補正予算(第5号) 議案第21号 平成27年度市川三郷町
介護サービス事業特別会計補正予算(第1号) 議案第22号 平成27年度市川三郷町
訪問看護ステーション西八代特別会計補正予算(第3号) 議案第23号 平成27年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第6号) 議案第24号 平成27年度市川三郷町
公共下水道事業特別会計補正予算(第5号) 議案第25号 平成27年度市川三郷町
農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号) 議案第26号 平成27年度市川三郷町
戸別浄化槽整備推進事業特別会計補正予算(第1号) 議案第27号 平成27年度市川三郷町温泉事業特別会計補正予算(第1号) 議案第28号 平成27年度市川三郷町
歌舞伎文化公園管理特別会計補正予算(第2号) 議案第29号 平成27年度市川三郷町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号) 議案第30号 平成28年度市川三郷町一般会計予算 議案第31号 平成28年度市川三郷町国民健康保険特別会計予算 議案第32号 平成28年度市川三郷町介護保険特別会計予算 議案第33号 平成28年度市川三郷町
介護サービス事業特別会計予算 議案第34号 平成28年度市川三郷町
訪問看護ステーション西八代特別会計予算 議案第35号 平成28年度市川三郷町簡易水道特別会計予算 議案第36号 平成28年度市川三郷町公共下水道事業特別会計予算 議案第37号 平成28年度市川三郷町
農業集落排水事業特別会計予算 議案第38号 平成28年度市川三郷町
戸別浄化槽整備推進事業特別会計予算 議案第39号 平成28年度市川三郷町温泉事業特別会計予算 議案第40号 平成28年度市川三郷町
恩賜県有財産保護管理事業特別会計予算 議案第41号 平成28年度市川三郷町市川財産区特別会計予算 議案第42号 平成28年度市川三郷町高田財産区特別会計予算 議案第43号 平成28年度市川三郷町大同財産区特別会計予算 議案第44号 平成28年度市川三郷町
歌舞伎文化公園管理特別会計予算 議案第45号 平成28年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計予算 議案第46号 平成28年度市川三郷町上水道事業会計予算 議案第47号 市川三郷町過疎自立促進計画の策定について 議案第48号 字の区域変更について 日程第10 一般質問 2.出席議員は次のとおりである。(16名) 1番 小川好一 2番 丹澤 孝 3番 高尾 貫 4番 佐野勝也 5番 川崎充朗 6番 市川朝嗣 7番 笠井雄一 8番 宮崎博已 9番 有泉 希 10番 内田利明 11番 松野清貴 12番 内藤 優 13番 三神貞雄 14番 村松武人 15番 秋山詔樹 16番 一瀬 正 3.欠席議員(なし) 4.会議録署名議員 7番 笠井雄一 8番 宮崎博已 9番 有泉 希 5.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(22名) 町長 久保眞一 統括 志村一成 政策推進室長 丹沢和人 会計管理者 加藤秀次 総務課長 武田智宏 企画課長 小林武仁 財政課長 遠藤貞治 町民課長 芦沢 正 税務課長 石原千秀 いきいき健康課長 内藤 勝 福祉支援課長 一瀬礼子 保育課長 窪田正彦 産業振興課長 林 茂一 生活環境課長 小林 東 建設課長 保坂秀樹 教育委員長 齊木智徳 教育長 佐藤紀征 教育総務課長 薬袋和幸 生涯学習課長 一瀬 浩 三珠支所長 和田 豊 六郷支所長 望月利偉 つむぎの湯所長 塩島久男 6.職務のために議場に出席した者の職氏名(4名) 議会事務局長 河西 勝 議会書記 深澤美佳 議会書記 小池啓稔 議会書記 大熊美香 開会 午前9時58分
◎議会事務局長(河西勝君) おはようございます。 開会に先立ちまして、相互にあいさつを交わします。 ご起立ください。 相互に礼。 ご着席ください。
○議長(三神貞雄君) おはようございます。 開会にあたり、一言ごあいさつ申し上げます。 議員各位には年度末何かとご多忙のところ、ご出席を賜り、厚くお礼申し上げます。 地方創生に続き、1億総活躍と大変お忙しくなることと思います。 さて、本定例会は、平成28年度当初予算、平成27年度補正予算、ほか条例改正53議案で、極めて重要な議会であります。いずれも町民生活に直結した案件であります。非常に厳しい財政状況ではありますが、町民の福祉増進のため、十分なご審議をお願いいたしまして、あいさつといたします。 なお、本日の定例会も長時間にわたると予想されますので、スムーズな議事の進行にご協力ください。 ただいまから、平成28年第1回市川三郷町議会定例会を開会いたします。 本日の会議を開きます。 12月定例会以降の諸般の報告は、お手元に配布したとおりでございます。 続いて、一部事務組合の報告を組合議員に求めます。 はじめに峡南広域行政組合議会の報告をお願いいたします。 第14番、村松武人君。
◆14番議員(村松武人君) 議長の命により、峡南広域行政組合議会の報告をいたします。 平成28年峡南広域行政組合議会第1回臨時会は、2月29日に開会され、本町からは松野議員と秋山議員と私、村松が出席しました。 提出されました議案は、条例改正が1件、補正予算2件等であり、いずれも原案のとおり可決されました。 主な審議の内容は次のとおりでありました。
峡南広域行政組合職員給与条例中改正の件では、平成27年人事院勧告及び山梨県人事委員会勧告を受け、給与改定により職員給与を平均0.4%引き上げるとともに、期末勤勉手当の支給率を年間4.2カ月に改めるものでありました。 次に、平成27年度
峡南広域行政組合一般会計補正予算(第2号)は、歳入歳出それぞれに818万2千円を追加し、総額を16億8,248万3千円としました。 歳入の主な内容は、組合費負担金と民生費負担金の減額更正、前年度繰越金の追加で、また雑入に消防の広域応援による交付金を追加するものでありました。 歳出は、人勧に伴う人件費の追加などのほか、事業費の不用額について減額した上で、財政調整基金の積立を追加するものでありました。 次に平成27年度
峡南広域行政組合介護保険特別会計補正予算(第1号)では、歳入歳出それぞれに、279万2千円を追加し、総額を2億3,175万6千円としました。 歳入の主な内容は、介護保険収入の減額と繰越金の追加でありました。 歳出は、人勧に伴う人件費の追加、人事異動等による更正のほか、介護保険安定化基金への積み立てが主なものでありました。 以上、峡南広域行政組合議会の報告を終わります。
○議長(三神貞雄君) 次に、
中巨摩地区広域事務組合議会の報告をお願いいたします。 第6番、市川朝嗣君。
◆6番議員(市川朝嗣君) 議長の命により、
中巨摩地区広域事務組合議会の報告をいたします。 平成27年
中巨摩地区広域事務組合議会12月定例会は、12月24日に開会され、本町からは内田議員と私が出席いたしました。 提出された議案は、平成27年度
ごみ処理事業特別会計補正予算(第2号)、
老人福祉事業特別会計補正予算(第1号)、
し尿処理事業特別会計補正予算(第1号)についての3議案でありました。 それでは、内容について報告いたします。 最初に、平成27年度
ごみ処理事業特別会計補正予算(第2号)では、歳入歳出それぞれに157万円を追加し、総額を23億9,495万7千円とするもので、歳入では繰入金に、歳出では、ごみ処理事業費に追加するもので、主な内容は給料の追加で人事異動に伴うものでありました。 次に、
老人福祉事業特別会計補正予算(第1号)では、歳入歳出それぞれに46万9千円を追加し、総額を3,351万7千円とするもので、歳入では繰越金に、歳出では老人福祉事業費に追加するもので、内容は人事異動に伴う職員手当等の追加でありました。 次に、
し尿処理事業特別会計補正予算(第1号)では、歳入歳出それぞれに31万円を追加し、総額を2億2,660万4千円とするもので、歳入は繰越金に、歳出は、し尿処理事業費に追加するもので、内容は人事異動に伴う、給料、職員手当等の追加でありました。 提案された3案件はいずれも原案のとおり可決されました。 以上、
中巨摩地区広域事務組合議会の報告とさせていただきます。
○議長(三神貞雄君) 続いて、峡南衛生組合議会の報告をお願いいたします。 第7番、笠井雄一君。
◆7番議員(笠井雄一君) 議長の命により峡南衛生組合議会の報告をいたします。 平成28年第1回峡南衛生組合議会臨時会は、2月23日に開会され、本町からは川崎議員と私、笠井が出席しました。 提出された案件は、平成27年度一般会計補正予算(第3号)の専決処分の承認1件、職員給与条例中改正についておよび平成27年度一般会計補正予算(第4号)についての2議案、監査委員の選任についての同意1件、合計4議案でありました。 それでは、内容について報告いたします。 まず、議会を始める前に、身延町議会からの組合議員に交代があり、新たな議員の紹介がありました。 次に、平成27年度一般会計補正予算(第3号)の専決処分の承認についてでありますが、歳入歳出それぞれ73万5千円を追加し、総額を4億31万円とするものでありました。 歳入では、繰越金に73万5千円を追加し、歳出では、総務費に同額を追加するものでありました。 内容は、一般管理費の工事請負費の追加で、事務室の空調機取替工事を行ったものでありました。 次に、峡南衛生組合職員給与条例の一部を改正する条例については、国および山梨県人事委員会の給与勧告に伴い、給与等が改定されるため、職員給与条例の一部を改正するものでありました。 次に、平成27年度一般会計補正予算(第4号)についてでありますが、歳入歳出それぞれ557万6千円を追加し、総額を4億588万6千円とするものでありました。 歳入では、繰越金に557万6千円を追加し、歳出では、総務費に25万2千円、衛生費に532万4千円追加するものでありました。 内容について、主なものは総務費の一般管理費で、給与改定に伴う給料、職員手当、共済費の追加、衛生費の、し尿処理費では、委託料の更正と工事費で仮設水槽撤去工事、脱水機用バルブ等交換工事費の追加、ごみ処理費で職員手当等の追加でありました。 また、監査委員の選任に伴い議会の同意を求める件につきましては、監査委員退任に伴う後任の選任で、新たに早川町の近藤文男氏が選任され同意されました。 提出された4案件は、いずれも原案のとおり承認・可決・同意されました。 以上、峡南衛生組合議会の報告とさせていただきます。
○議長(三神貞雄君) 次に、山梨県後期高齢者医療広域連合議会の報告をお願いいたします。 第12番、内藤優君。
◆12番議員(内藤優君) 議長の命により、山梨県
後期高齢者医療広域連合議会の報告をいたします。 平成28年第1回山梨県
後期高齢者医療広域連合議会定例会は、2月17日、山梨県自治会館講堂において開会されました。 今、定例会に提出された案件は、第3次広域計画の策定ほか、条例の一部改正案4件と、補正予算案2件、平成28年度当初予算案2件であり、いずれも原案のとおり可決されました。 主な議案の内容および審議の結果は次のとおりでありました。 最初に、後期高齢者医療広域連合第3次広域計画は、地方自治法第291条の7に、議会の議決を経て作成しなければならないと定められており、市町村が行う事務と広域連合が行う事務の内容を定めたもので、平成28年度からの5年間を対象とするものでありました。 次に、条例改正のうち主なものは、後期高齢者医療に関する条例の一部改正で、平成28・29年度の保険料を現状と同様にし、所得割率を7.86%、均等割額を4万490円に据置くものです。 また、5割軽減と2割軽減の基準を緩和するものでありました。 続いて、平成27年度一般会計補正予算(第2号)では、歳入歳出それぞれ増額、減額せず、歳出予算の組み替えを行うもので、特別会計繰出金の増額と基金積立金の減額でありました。 次に、平成27年度
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)では、歳入歳出予算の総額に、それぞれ2,062万5千円を増額し、983億5,064万1千円とするもので、主な内容は、歳入は市町村負担金、国庫補助金を増額するもので、歳出では、健康保持増進事業費等追加するものでありました。 続いて、平成28年度一般会計予算では、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4億7,244万5千円とするもので、広域連合議会や、広域連合の事務に要する費用および特別会計の事務費用に繰り出すための負担金を市町村から受け入れるなどの内容でありました。 次に、平成28年度後期高齢者医療特別会計予算では、歳入歳出予算の総額をそれぞれ973億417万9千円とするもので、前年度に比べ9億1,114万7千円の増額でありました。 主な内容は、歳入では市町村支出金158億3,245万6千円で、前年度より約2.8%の伸びとなり、被保険者数の増加によるものでありました。 歳出は、総務費が3億149万8千円、保険給付費が968億5,048万7千円で、これは前年度比15億7,569万9千円の増で、被保険者数2,550人程度の増加と1人当たり医療費の増が主な要因でありました。また、保険事業費は1億1,693万6千円などでありました。 以上、山梨県
後期高齢者医療広域連合議会の報告といたします。
○議長(三神貞雄君) 続いて、
峡南医療センター企業団議会の報告をお願いいたします。 第11番、松野清貴君。
◆11番議員(松野清貴君) 議長の命により、
峡南医療センター企業団議会の報告をいたします。 平成28年
峡南医療センター企業団議会第1回定例会は、2月19日に開会され、本町からは内田議員、内藤議員、村松議員、秋山議員、そして私、松野が出席しました。 審議された案件は、議案7件でいずれも原案のとおり可決されました。 それでは、主な内容について報告いたします。 最初は、
峡南医療センター企業団企業長の給与および旅費に関する条例の一部を改正する条例については、人事院および山梨県人事委員会の勧告に伴い改正するものでありました。 次に、峡南医療センター企業団が継承した旧
社団法人全国社会保険協会連合会の職員に対する退職手当引当金基金条例を廃止する条例では、峡南医療センターの基金から山梨県市町村総合事務組合へ負担金を支払ったことにより、基金として残金を管理する必要がなくなったため、廃止するものでありました。 また行政不服審査法の全部改正に伴う条例の制定・改正が4件、マイナンバー法の施行に伴い、個人番号を含む個人情報、特定個人情報の保護に関し制定する条例が1件でありました。 続いて、第1回臨時会が2月26日に開会され、本町からは、内田議員、内藤議員、村松議員、秋山議員、そして私、松野が出席しました。 審議されました案件は、議案4件で、いずれも原案のとおり可決されました。 最初に、
峡南医療センター企業団病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について、および
峡南医療センター企業団議会運営委員会条例の一部を改正する条例で、部署名および管理職の職名について均衡を図るため、改正するものでありました。 次に、企業団会計補正予算(第2号)では、収益的収入及び支出において、医業外収益に1億5,457万8千円を追加するもので、富士川町からの負担金でありました。資本的収入及び支出では、病院事業資本的収入、支出それぞれ949万4千円を減額し総額を3億3,433万5千円とするものでありました。収入は事業費確定による企業債の減額、県支出金の追加でありました。支出は事業確定による減額が主なものでありました。 続いて、平成28年度企業団会計予算については、業務の予定量として、病院事業では2病院の合計として病床数は248床、年間入院患者数は4万6,853人で、年間外来患者数は12万2,211人などとするものでありました。 介護老人保健事業では、2老健の合計として、入所定員170人、通所定員42人、年間入所者数5万8,400人、年間通所者数8,670人などとするものでありました。 収益的収入及び支出では2病院の合計額として、病院事業収益においては、38億5,106万円、病院事業費用は40億5,326万円、2老健の合計額として介護老人保健施設事業収益においては、8億9,147万9千円、介護老人保健施設事業費用は9億988万円とするものでありました。 資本的収入及び支出では、2病院の合計額として、病院事業資本的収入及び支出とも2億2,242万6千円、2老健の合計額として、
介護老人保健施設事業資本的収入及び支出とも7,115万9千円とするものでありました。 以上、
峡南医療センター企業団議会第1回定例会および第1回臨時会の報告といたします。
○議長(三神貞雄君) 以上で、報告を終わります。 日程に入ります。
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○議長(三神貞雄君)
△日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員には、会議規則第126条の規定によって、 第7番 笠井雄一君 第8番 宮崎博已君 第9番 有泉 希君 以上、3名を指名いたします。
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○議長(三神貞雄君)
△日程第2 会期の決定を議題とします。 本件については、議会運営委員会において協議がなされておりますので、その結果について議会運営委員長より報告を求めます。 議会運営委員長、第10番 内田利明君。
◆議会運営委員長(内田利明君) 議長の命により、議会運営委員会の報告をいたします。 平成28年第1回市川三郷町議会定例会の会期等につきましては、去る2月23日におよび3月1日に議会運営委員会を開催し、協議いたしました。 その結果、会期は本日3月4日から17日までの14日間といたします。この間、5日、6日、12日、13日の4日を休会日とし、7日、10日、14日、15日、16日を予備日といたします。 本日は、この後、承認第1号から承認第5号および議案第1号の説明・質疑・討論採決を行います。続いて議案第2号から議案第48号までを一括上程、説明・質疑を行った後、各常任委員会に付託いたします。 続いて、一般質問を行います。 一般質問は7人から通告がありました。 次に、8日、9日および11日の3日間を各常任委員会の審査日にあて、8日を総務教育常任委員会、9日を厚生常任委員会、11日を土木環境常任委員会とし、いずれも午前10時から開議することといたします。 続いて、17日の最終日を本会議とし、付託案件についての委員長報告を行うことといたします。 また、追加議案を日程に追加し、本会議の中で審議することといたします。 詳細は、お手元に配布した日程のとおりであります。 以上、議会運営委員会の報告といたします。
○議長(三神貞雄君) お諮りします。 本件につきましては、議会運営委員長の報告どおり、決定することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、会期は本日から3月17日まで14日間に決定いたしました。
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○議長(三神貞雄君)
△日程第3 承認第1号 市川三郷町税条例等の一部を改正する条例中改正の専決処分について承認を求めることについてを議題といたします。 執行部の説明を求めます。 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) おはようございます。 開会にあたり、一言ごあいさつ申し上げます。 本日は、平成28年市川三郷町議会第1回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご多用の中ご出席を賜り、ここに定例会が開会できますことに、厚くお礼を申し上げます。 また、平素町行政の推進に深いご理解と、ご協力をいただいておりますことに、併せて感謝を申し上げます。 はじめに、先月2月20日土曜日午後7時ころでございますが、職員が交通事故を起こし、
道路交通法違反酒気帯び運転事故不申告を起こしたこと、誠に申し訳なく、心からお詫びを申し上げます。 飲酒運転根絶宣言をして、交通事故防止を町を挙げて取り組んでいるとき、範を示すべき職員が起こしたこと、重ねて心からお詫びを申し上げます。 2月22日より再発なきよう、職員の綱紀粛正の教育を徹底指導しております。 次に、平成28年度市川三郷町当初予算についてでありますが、一般会計および15特別会計の歳入歳出の総額は148億1,213万1千円であります。対前年度比で1.3%増、1億9千万9千円の増であります。 うち一般会計は85億2,780万6千円、特別会計は62億8,432万5千円であります。 地方創生市川三郷町総合戦略の実行年であり、人口減少対策を重点とし、ご高齢者を敬い尊び、子どもたちの未来に責任を持つ町政実現のための施策の充実を図っております。 本日、ご提案申し上げます案件は、専決処分の承認5件、組合規約の変更1件、条例制定4件、条例改正12件、平成27年度一般会計・特別会計補正予算12件、平成28年度市川三郷町一般会計・特別会計等予算17件、計画の策定1件、字の区域変更1件の、合わせて53案件であります。 それでは、承認第1号の提案理由の説明を申し上げます。 承認第1号 市川三郷町税条例等の一部を改正する条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて 本件は緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分したものであります。 専決事項は平成27年12月18日付けで、総務省自治税務局から地方税分野における個人番号利用手続きの一部見直しについて、技術的助言がされたことに伴い、市川三郷町税条例等の一部を改正するものであります。 以上のとおり、専決処分をいたしましたので、地方自治法第179条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 詳細につきましては、担当課長から説明いたします。
○議長(三神貞雄君) 税務課長、石原千秀君。
◎税務課長(石原千秀君) 承認第1号について説明いたします。 本条例改正は、平成27年3月31日に専決処分を行いまして、6月議会で承認をいただきました条例第17号のうち、28年1月1日が施行期日である税番号制に係る事項について、施行の4日前であります12月28日に一部改正の専決処分を行ったものであります。 番号法では、1月1日以降の申請、申告等を受ける場合には、原則として個人場合、法人番号の記載を求めることになっています。 個人番号の記載を求めることによって生じる本人確認手続き等の負担を軽減する観点から、一定の場合において個人番号の記載を不要とする見直しがされたものであります。 この一定の場合の中に、主たる手続きと合わせて提出され、または申告等の後に関連して提出される書類は不要ということになっております。 それでは、新旧対照表の1ページをご覧ください。 改正する第51条は、町民税の減免にかかる減免申請に係るものです。申請期限を「納期限前7日」から「納期限前1日」と改正する部分はすでに27年4月1日に施行されていますが、その後の1号の部分、ここが28年1月1日施行の部分でありまして、ここでは個人、法人ともに番号の記載をするように改正したものでありますが、個人にあっては記載しないことに再度改正するものであります。 町民税は確定申告、給与支払報告書等で、番号の記載がされることになっており、減免申請はこの主たる手続きの後に、関連して提出されるものということで、すでに場号が分かっているということで、記載不要とするものでございます。 以上、市川三郷町税条例等の一部を改正する条例中改正の専決処分についての説明とさせていただきます。 ご承認のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(三神貞雄君) これより質疑に入ります。 (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって承認第1号は原案のとおり承認することに決定しました。
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○議長(三神貞雄君)
△日程第4 承認第2号 市川三郷町国民健康保険税条例の一部を改正する条例中改正の専決処分につき承認を求めることについてを議題といたします。 執行部の説明を求めます。 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) 承認第2号 市川三郷町国民健康保険税条例の一部を改正する条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて 本件は緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分したものであります。 専決事項は平成27年12月18日付けで、総務省自治税務局から地方税分野における個人番号利用手続きの一部見直しについて、技術的助言がされたことに伴い、市川三郷町国民健康保険税条例の一部を改正するものであります。 以上のとおり、専決処分をいたしましたので、地方自治法第179条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 詳細につきましては、担当課長から説明いたします。
○議長(三神貞雄君) 税務課長、石原千秀君。
◎税務課長(石原千秀君) 承認第2号について説明いたします。 改正の経緯は、税条例と同様です。 新旧対照表の2ページをご覧ください。 25条は、国民健康保険税の減免に係るものです。28年1月1日施行の番号法に係る部分について、個人番号を記載するように改正したものを、再度記載しないことに改正するものです。 国民健康保険税についても、主たる申告書に個人番号が記載されるので、減免申請時には記載が不要となるものです。 以上、市川三郷町国民健康保険税条例の一部を改正する条例中改正の先決処分についての説明とさせていただきます。 ご承認のほどよろしくお願いいたします。
○議長(三神貞雄君) これより質疑に入ります。 (なし) 質疑を終わります。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって承認第2号は原案のとおり承認することに決定しました。
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○議長(三神貞雄君)
△日程第5 承認第3号 平成27年度市川三郷町一般会計補正予算(第8号)の専決処分につき承認を求めることについてを議題といたします。 執行部の説明を求めます。 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) 承認第3号 平成27年度市川三郷町一般会計補正予算(第8号)の専決処分につき承認を求めることについて 本件は緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分したものであります。 専決事項は、平成27年度市川三郷町一般会計補正予算(第8号)で、歳入歳出それぞれ582万5千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ92億7,463万2千円としたものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 今回の補正は、簡易水道特別会計繰出金を追加するもので、緊急を要したため、専決処分いたしましたので、地方自治法第179条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 補正の詳細につきましては、担当課長から説明いたします。
○議長(三神貞雄君) 財政課長、遠藤貞治君。
◎財政課長(遠藤貞治君) それでは、承認第3号 平成27年度市川三郷町一般会計補正予算(第8号)の内容説明をいたします。 歳入からご説明申し上げます。 4ページをお開きください。 18款1項1目繰越金は582万5千円を追加し、3億840万4千円としたものであります。 この追加により、経常率は43.09%となります。 以上で、歳入の説明とさせていただきます。 歳出につきましては、担当課長からご説明申し上げます。
○議長(三神貞雄君) 生活環境課長、小林東君。
◎生活環境課長(小林東君) 歳出について説明いたします。 4款3項1目水道費において、補正前の額に582万5千円追加するもので、28節繰出金で簡易水道特別会計への繰出金の追加です。 以上、説明といたします。 ご承認のほどよろしくお願いいたします。
○議長(三神貞雄君) これより質疑に入ります。 (なし) 質疑を終わります。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって承認第3号は原案のとおり承認することに決定いたしました。
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○議長(三神貞雄君)
△日程第6 承認第4号 平成27年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第5号)の専決処分について承認を求めることについてを議題といたします。 執行部の説明を求めます。 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) 承認第4号 平成27年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第5号)の専決処分につき承認を求めることについて 本件は緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分したものであります。 専決事項は、平成27年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第5号)で、歳入歳出それぞれ740万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億9,792万1千円としたものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の概要につきましては、歳入で他会計繰入金に582万5千円追加、雑入に157万5千円を追加し、歳出では維持管理費に350万円追加、施設改良費に390万円を追加するものであります。 以上のとおり、専決処分いたしましたので、地方自治法第179条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 詳細につきましては、担当課長から説明いたします。
○議長(三神貞雄君) 生活環境課長、小林東君。
◎生活環境課長(小林東君) それでは、市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第5号)について説明をいたします。 4ページをお開きください。 まず、歳入でありますが、5款2項1目一般会計繰入金は補正前の額に582万5千円を追加するもので、一般会計繰入金の追加でございます。 7款2項1目雑入は、補正前の額に157万5千円を追加するもので、内容は三珠陸橋建設に係る工事補償金の追加、ならびに県道笛吹市川三郷線、下芦川地内道路拡幅工事補償費の追加です。 続きまして、歳出でありますが、2款1項1目維持管理費で、補正前の額に350万円を追加するもので、内容は11節需用費の修繕費の追加で、内容は六郷地区湯ノ岡加圧ポンプ場送水ポンプ修繕。同じく落居神有地内の配水管および岩下冠水導水管の補修で、いずれも機器施設の老朽化に伴う故障や破損で、年末年始を控え、長期の断水とならないよう、早急に修繕を行ったものであります。 また、三珠地区町屋浄水場の受電設備が故障し、配水池への送水ができなくなり、仮設設備の設置と、高圧交流負荷開閉器の交換が必要となったものであります。 3款1項1目施設改良費は、補正前の額に、390万円を追加するもので、内容は13節委託料の設計委託料の追加で、三珠陸橋建設にかかる町道矢作上野線送配水管敷設換え実施設計業務で、工事の進捗状況が早まったためであります。 また、県道笛吹市川三郷線道路拡張工事に伴う水道管移設設計業務委託料で、県から年末に移設工事の依頼がありまして、早急な対応が必要になったものでございます。 15節の工事請負費は、三珠陸橋建設に係る町道矢作上野線における橋梁取り付け部送配水管製作工事で、設計委託料と同じく工事の進捗状況に併せて、早急に行う必要となったものであります。 以上、説明といたします。 ご承認のほど、よろしくお願い申し上げます。
○議長(三神貞雄君) これより質疑に入ります。 第16番、一瀬正君。
◆16番議員(一瀬正君) 三珠陸橋の建設水道管敷設工事費の追加なんですが150万追加されているんですが、調べてくればよかったんですが、総工費はいくらなのか、まず1点お尋ねします。
○議長(三神貞雄君) 生活環境課長、小林東君。
◎生活環境課長(小林東君) すみません。資料を持ち合わせていなくて、数字が今述べられません。申し訳ございません。
○議長(三神貞雄君) 第16番、一瀬正君。
◆16番議員(一瀬正君) それでは後教えてください。 三珠陸橋というのは、JR東海の新しく造る道路にかかわる工事という解釈でいるんですが、その点はいかがなんですか。
○議長(三神貞雄君) 生活環境課長、小林東君。
◎生活環境課長(小林東君) そのとおりであります。
○議長(三神貞雄君) 第16番、一瀬正君。
◆16番議員(一瀬正君) 工事は今まで道路なんか、いろいろJR東海が指定した工事業者に発注しているんですが、水道工事も同じようなJR東海が指定した業者に委託するような形を取るのかどうか教えてください。
○議長(三神貞雄君) 生活環境課長、小林東君。
◎生活環境課長(小林東君) こちらのほうは、やはり給水管とかの部分でございますので、JR東海と関係はございません。 業者等はなく、給水管の製作に関する業者から選定しております。
○議長(三神貞雄君) 第16番、一瀬正君。
◆16番議員(一瀬正君) そうするとこの工事については、町が入札等を行い、業者に発注すると、JR東海とは関係なくやるという解釈でよろしいんですね。
○議長(三神貞雄君) 生活環境課長、小林東君。
◎生活環境課長(小林東君) そのとおりであります。
○議長(三神貞雄君) 質疑を終わります。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって承認第4号は原案のとおり承認することに決定いたしました。
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○議長(三神貞雄君)
△日程第7 承認第5号 平成27年度市川三郷町
公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)の専決処分について承認を求めることについてを議題といたします。 執行部の説明を求めます。 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) 承認第5号 平成27年度市川三郷町
公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)の専決処分につき、承認を求めることについて 本件は緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分したものであります。 専決事項は、平成27年度市川三郷町
公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)で、歳入歳出それぞれ956万6千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ10億3,996万円としたものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の概要につきましては、歳入で特別会計繰越金に158万4千円追加、雑入に798万2千円を追加し、歳出では下水道事業費に956万6千円を追加するものであります。 以上のとおり専決処分いたしましたので、地方自治法第179条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 詳細につきましては、担当課長から説明いたします。
○議長(三神貞雄君) 生活環境課長、小林東君。
◎生活環境課長(小林東君) それでは、市川三郷町公共下水道特別会計補正予算(第4号)について、説明いたします。 4ページをお願いいたします。 まず、歳入でありますが、5款1項2目、特定環境保全公共下水道繰越金は補正前の額に158万4千円を追加するもので、前年度繰越金の追加です。 6款1項1目雑入は、補正前の額に798万2千円を追加するもので、内容は中部横断自動車道建設に係る下水道管敷設換え工事補償費の追加です。 続きまして、歳出でありますが、2款2項3目公共下水道事業費で補正前の額に956万6千円を追加するもので、内容は13節委託料の設計委託料追加と、15節工事請負費の下水道管渠布設工事費の追加で、内容はともに中部横断自動車道建設に係る下水道管布設換え工事で六郷岩間平地区の本線を横断するボックスカルバートの設置高が当初計画高より高くなり、埋設しております下水道管との勾配が逆転するため、早急に設計を変更し5月末までの契約となっている工事を行う必要が生じたものでございます。 以上、説明といたします。 ご承認のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(三神貞雄君) これより質疑に入ります。 (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって承認第5号は原案のとおり承認することに決定しました。
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○議長(三神貞雄君)
△日程第8 議案第1号 山梨県市町村総合事務組合の共同処理する事務の変更に伴う山梨県市町村総合事務組合規約の変更についてを議題といたします。 執行部の説明を求めます。 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) 議案第1号 山梨県市町村総合事務組合の共同処理する事務の変更に伴う山梨県市町村総合事務組合規約の変更について 山梨県市町村総合事務組合の共同処理する事務を変更し、および同組合規約を変更することについて、地方自治法第286条および第290条の規定により、構成団体の議会の議決が必要であるため、本案を提案するものであります。 詳細につきましては、担当課長から説明いたします。
○議長(三神貞雄君) 総務課長、武田智宏君。
◎総務課長(武田智宏君) 議案第1号についてご説明申し上げます。 このたびの組合規約の変更は、平成28年4月1日から競争入札に参加する業者の資格審査事務を、山梨県市町村総合事務組合で共同処理したいので、地方自治法の規定に基づき組合規約を変更するための議会の議決を求めるものであります。 新旧対照表の3ページをお開きください。 第3条に第5号として、新たに共同処理する事務、競争入札に参加する者に必要な資格の審査に関する事務を追加し、別表2においても各事務を共同処理する組合市町村の表中へ同様に追加するものであります。 施行日は28年4月1日からであります。 以上で、議案第1号 山梨県市町村総合事務組合の共同処理する事務の変更に伴う山梨県市町村総合事務組合規約の変更についての説明といたします。 よろしくご審議のほどお願いいたします。
○議長(三神貞雄君) これより質疑に入ります。 第3番、高尾貫君。
◆3番議員(高尾貫君) 3番、高尾です。 ただいまの市町村組合事務組合の共同処理の関係で、これが現在例えば職員の退職者の退職金の計算だとか、県で共同処理をしている項目というのは、12項目実はあるわけでございまして、昭和51年からこれはスタートして、最終、平成24年の4月1日一般廃棄物処理の関係で、これを加えると13項目になるわけでございますけれども、私が教えてほしいのは、これをすることによってメリット、役場の中でのメリット、それから業者に対するメリット、そこを教えてください。
○議長(三神貞雄君) 総務課長、武田智宏君。
◎総務課長(武田智宏君) 議員ご指摘のとおり、この入札参加の申し込みにつきましては、本町では2年ごとに行っておりまして、27年度に27と28の入札参加資格を受けました。この数が、本町では1,200件の入札参加を受けております。工事関係では440件、測量コンサルについては224件、物品業務等については516件、合わせて1,200件を受けておりまして、これが1センチくらいのファイルになって申し込まれます。この1,200冊出てくるわけですけれども、これを事務組合のほうへ、業者としては1冊出せばそれですべて登録できるという制度になっていまして、町側に取りましては、申請の受付とか、変更の申請の受付とか、こういった内容を書類審査したり、データの入力をしたりする作業を、共同処理してもらうために、事務の簡素化ができます。 業者さん側につきましては、一括申請によって町村同士を移動する経費とか、書類を作成する申請書にかかる時間などの節約、短縮ができるという、両者ともにメリットがあるものであります。
○議長(三神貞雄君) 第3番、高尾貫君。
◆3番議員(高尾貫君) ありがとうございました。 いずれにしても、庁舎内での機構の改革などにこれは十分検討する、課するものだというように感じましたので、ぜひそのこともよろしくお願いしたいと思います。
○議長(三神貞雄君) 質疑を終わります。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって議案第1号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ここで、暫時休憩いたします。 再開は11時25分といたします。 暫時休憩。 休憩 午前11時10分
----------------------------------- 再開 午前11時24分
○議長(三神貞雄君) 再開いたします。 先ほど、16番の一瀬議員からの総額の質問に対して、生活環境課長答弁願います。
◎生活環境課長(小林東君) 三珠陸橋建設に係る簡易水道事業の計画額ですが、7,900万円を予定しております。
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○議長(三神貞雄君)
△日程第9 議案第2号から議案第48号までの47議案を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) 議案第2号から第48号まで、47議案につきまして、提案理由の説明をさせていただきます。 議案第2号 行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定について 行政不服審査法の改正に伴い、関係条例の改正を行う必要が生じたため、本条例を制定するものであります。 議案第3号 市川三郷町行政不服審査会条例制定について 行政不服審査法の改正に伴い、行政不服審査会に関し、必要な事項を定めるため本条例を制定するものであります。 議案第4号 市川三郷町法務専門職員の任用等に関する条例制定について 行政不服審査法の改正に伴い、法務専門職員の任用等に関し、必要な事項を定めるため本条例を制定するものであります。 議案第5号 市川三郷町中小企業・小規模企業振興基本条例制定について 中小企業等が地域経済や、地域生活を支える基盤として大きな役割を担ってきたことについて、町関係機関および町民が理解するとともに、それぞれの役割を明確にし、総合的に中小企業等の振興を図るため、本条例を制定するものであります。 議案第6号 市川三郷町職員定数条例中改正について 訪問看護ステーションの定数を増員するため、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第7号 市川三郷町職員の勤務時間、休暇等に関する条例中改正について 学校教育法の一部を改正する法律の施行に伴い、義務教育学校が新たな学校の種類として規定されるため、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第8号 市川三郷町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例中改正について 行政不服審査法の改正に伴い、行政不服審査会委員等の報酬を定めるため、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第9号 市川三郷町町長、教育長の給与及び旅費条例中改正について 平成27年人事院および山梨県人事委員会の勧告による市川三郷町職員の期末勤勉手当の改正に伴い、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第10号 市川三郷町職員給与条例中改正について 平成27年人事院および山梨県人事委員会より給与改定が勧告されたこと、ならびに地方公務員法改正に伴い、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第11号 市川三郷町
重度心身障害者医療費助成条例中改正について 平成28年1月1日から本町独自の重度心身障害児の医療費を窓口無料としましたが、県が重度心身障害者医療費助成制度のうち、子どもの医療費助成の方法のあり方について、平成28年4月1日から窓口無料方式としたため、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第12号 市川三郷町ひとり親家庭医療費助成に関する条例中改正について 山梨県重度心身障害者医療費助成制度において、障害児への医療費助成方法を窓口無料方式に変更することを受け、市川三郷町
重度心身障害者医療費助成条例が改正されることに伴い、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第13号 市川三郷町
子育て支援医療費助成金支給条例中改正について 山梨県重度心身障害者医療費助成制度において、障害児への医療費助成方法を窓口無料方式に変更することを受け、市川三郷町
重度心身障害者医療費助成条例が改正されることに伴い、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第14号 市川三郷町子育て祝い金支給条例中改正について 市川三郷町総合戦略における人口対策の一環として、安心して産み育てるための子育て支援策を具体化し、3人以上の子どものいる多子世帯への子育てを応援するため、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第15号 市川三郷町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の利用者負担額等に関する条例中改正について 子ども子育て支援法施行令の改正および山梨県による山梨子育て応援事業の実施により、多子世帯の年齢要件の緩和、およびひとり親世帯等の保育料軽減制度の拡大により、町の基準額および軽減措置を定める必要が生じたため、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第16号 市川三郷町道路占用料徴収条例中改正について 道路法施行令の一部を改正する政令が施行されたことに伴い、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第17号 市川三郷町公共物管理条例中改正について 道路法施行令の一部を改正する政令が施行されたことに伴い、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第18号 平成27年度市川三郷町一般会計補正予算(第9号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ1億7,929万6千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ90億9,533万6千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 第2表「継続費補正」は、変更1件であります。 第3表「繰越明許費補正」は、追加6件、変更2件であります。 第4表「地方債補正」は、追加1件、変更3件であります。 次に、補正の概要について、ご説明申し上げます。 今回の補正は、全般的に業務完了に伴う増減額更正が主な内容となっています。 まず、歳入については町税は個人・法人町民税、固定資産税および都市計画税、それぞれの滞納繰越分を合わせて666万5千円の更正、地方交付税は3億8,241万3千円の更正、分担金及び負担金は民生費負担金で481万8千円の更正、使用料及び手数料総務使用料など合わせて148万2千円の更正、国庫支出金は、国庫負担金の更正、国庫補助金の追加など、合わせて1億469万1千円の追加。県支出金は、県負担金、県補助金および委託金をそれぞれ更正し、合わせて2,570万9千円の更正。寄付金はふるさと納税寄付金で104万4千円の追加、諸収入は峡南医療センター企業団貸付金、返還金の増、町立病院事業清算収入の追加。重度医療費助成事業高額療養費過払い金の更正など、合わせて2億1,655万6千円の追加、町債は総務債の追加、土木債および教育債等の更正など、合わせて8,050万円の更正であります。 次に、歳出についてご説明申し上げます。 議会費は79万9千円の更正、総務費では総務管理費で事業費の精査による更正、情報ネットワーク強靭化工事費の増など、合わせて3万円の追加。 徴税費および戸籍住民基本台帳費で391万7千円の追加、選挙費で1,297万8千円の更正、統計調査費で172万8千円の更正、民生費では社会福祉費で扶助費他会計繰出金の更正、年金生活者等支援臨時福祉給付金支給事業費の増など、合わせて1,095万6千円の追加。 児童福祉費で、子育て支援医療費助成金更正、児童手当法関連扶助費の更正など、合わせて3,754万7千円の更正。 衛生費では、保険衛生費で峡南医療センター企業団負担金更正、予防接種事業委託料等構成など、合わせて2,451万3千円の更正。清掃費および水道費で他会計繰出金更正など、合わせて118万1千円の更正。 農林水産業費は、農業費で農業協力隊推進事業更正、県営事業負担金更正など、合わせて3,274万5千円の更正、林業費および地籍調査費で地籍調査事業委託料更正など、合わせて311万5千円の更正。 商工費は、商工費および碑林公園管理費で他会計繰出金の追加および更正など合わせて1,401万3千円の追加。 土木費は、土木管理費、道路橋梁費、都市計画費および住宅費で負担金、補償金および交付金の更正、他会計繰出金更正など、合わせて7,017万2千円の更正。 消防費は、委託料更正および工事請負費追加など、合わせて60万1千円の更正。 教育費は、教育総務費で負担金補助及び交付金の更正など、合わせて229万5千円の更正、小学校費および中学校費で扶助費など、合わせて1,715万7千円の更正、社会教育費および保健体育費で、需用費、委託料および工事請負費など合わせて848万1千円の更正。 公債費は元金、利子とも財源更正であります。諸支出金は基金積立金で10万円の追加であります。 議案第19号 平成27年度市川三郷町
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について 今回の補正は、事業勘定では、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ1,485万1千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ25億223万3千円とするものであります。 次に、直営診療施設勘定では、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ1,299万5千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ6,495万6千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 事業勘定の主なものは、歳入では一般会計繰入金を3,532万7千円更正し、国庫支出金を2,296万7千円追加するものであります。 歳出では、保険給付費を2,678万1千円、および介護納付金を701万9千円更正し、共同事業拠出金2,307万4千円を追加するものであります。 次に、直営診療施設勘定の主なものは歳入では、診療収入を2,416万3千円更正し、一般会計繰入金を890万5千円および繰越金237万7千円追加するものであります。 歳出では、総務費743万5千円、および医業費556万円更正するものであります。 議案第20号 平成27年度市川三郷町介護保険特別会計補正予算(第5号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ100万円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ20億5,845万8千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の概要につきましては、歳入は1款保険料で138万9千円を追加、3款国庫支出金4,473万6千円、4款支払基金交付金853万1千円を更正、5款県支出金で4,519万5千円、財産収入で2万8千円を追加、7款繰入金で131万5千円を更正、8款繰越金では697万円を追加するものであります。 歳出では、1款総務費で104万6千円を更正し、3款地域支援事業費1万8千円を追加、4款基金積立金2万8千円を追加するものであります。 議案第21号 平成27年度市川三郷町
介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ5千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ567万5千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の概要につきましては、歳入では2款財産収入の基金利子に5千円を追加し、歳出では2款基金積立金に5千円を追加するものであります。 議案第22号 平成27年度市川三郷町
訪問看護ステーション西八代特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ605万7千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2,811万7千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の概要につきましては、歳入では1款サービス収入を437万8千円更正し、2款財産収入を1万1千円追加、3款繰入金を397万3千円更正、4款繰越金を229万4千円追加、5款諸収入を1万1千円更正するものであります。 歳出では、1款総務費を590万9千円、2款サービス事業費を16万円更正し、4款では財政調整基金積立金を1万2千円追加するものであります。 議案第23号 平成27年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第6号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ414万8千円減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億9,377万3千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 第2表「地方債補正」は、変更1件であります。 補正の概要につきましては、歳入では一般会計繰入金を204万8千円、雑入を200万円、町債を10万円、それぞれ更正するものであります。 歳出では、総務管理費を182万5千円、施設改良費を400万円、公債費を26万円更正し、維持管理費を193万7千円追加するものであります。 議案第24号 平成27年度市川三郷町
公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ3,064万3千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ10億941万7千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 第2表「地方債補正」は、変更1件であります。 補正の概要につきましては歳入では、流域関連公共下水道交付金を247万円、一般会計繰入金を3,008万2千円更正し、前年度繰越金を1,080万9千円追加し、町債を890万円更正するものであります。 歳出では、流域関連公共下水道費を2,784万3千円、特定環境保全公共下水道費を153万8千円更正し、公債費のうち利子について126万2千円更正するものであります。 議案第25号 平成27年度市川三郷町
農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ57万7千円を減額し、歳入歳出予算の総額を2,597万5千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の概要につきましては、歳入で一般会計繰入金を59万1千円、雑入を40万4千円更正し、前年度繰越金に41万8千円追加するものであります。 歳出では農業集落排水事業費を55万6千円、公債費を2万1千円更正するものであります。 議案第26号 平成27年度市川三郷町
戸別浄化槽整備推進事業特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に増減はありません。 その内容は第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の概要につきましては歳入では、一般会計繰入金を17万3千円更正し、前年度繰越金に同額を追加するものであります。歳出では総務費で財源更正するものであります。 議案第27号 平成27年度市川三郷町温泉事業特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ738万6千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ9,993万7千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 第2表「地方債補正」は、変更1件であります。 補正の概要につきましては、歳入では他会計繰入金を786万5千円、繰越金を177万1千円追加し、町債は220万円を更正するものであります。 歳出では温泉整備費に738万6千円を追加するものであります。 議案第28号 平成27年度市川三郷町
歌舞伎文化公園管理特別会計補正予算(第2号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ13万7千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2,415万9千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の概要につきましては、歳入では、他会計繰入金を191万6千円更正し、繰越金を183万6千円、諸収入を34万6千円追加するものであります。 歳出では、歌舞伎文化公園費を13万7千円追加するものであります。 議案第29号 平成27年度市川三郷町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から、歳入歳出それぞれ148万3千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億697万3千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の概要につきましては、歳入では後期高齢者医療保険料を97万1千円、一般会計繰入金を86万円更正し、繰越金を37万2千円追加するものであります。 歳出では、総務費を37万7千円、後期高齢者医療広域連合納付金を110万6千円それぞれ更正するものであります。 議案第30号 平成28年度市川三郷町一般会計予算について 平成28年度の当初予算につきましては、国の地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策を活用して、今定例会に提出いたします補正予算と併せて編成いたしました。 新年度は、3月補正予算の繰り越しと、当初予算との2本立て予算を原動力とし、人口減少対策を最重要課題と位置付け、ご高齢者を尊び、子どもたちの未来に責任を持つための諸施策の充実を重点に進めてまいります。 また、平成28年度末の策定を予定しております第2次総合計画につきましても、平成29年度から向こう10年間の町の方針や、将来像を見据えた事業計画の推進に全庁挙げて取り組んで参ります。 平成28年度の本町の財政状況は、合併後10年が経過したことに伴う、地方交付税の段階的な縮減が始まり、町税につきましては町民税、軽自動車税等若干の増を見込んでおりますが、少子高齢化による扶助費の増加、歳入歳出ともに非常に厳しいものとなっております。 こうした中で歳入の確保や、経常経費の一層の縮減に努め、限られた財源を最大限生かし、5年後、10年後の財政状況予測を念頭に対応したところであります。 この結果、予算総額は85億2,780万6千円、前年度当初予算対比0.64%、金額にして5,421万1千円の増額となっております。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 第2表「地方債」は、過疎対策事業債等4件であります。 それでは、予算の概要について、歳入からご説明申し上げます。 1款町税では、個人町民税、法人町民税および軽自動車税の増を見込んでありますが、固定資産税、町タバコ税の伸びが見込めず、対前年度2,103万6千円の減額の17億1,497万3千円を計上いたしました。 2款地方譲与税から8款地方特例交付金につきましては、地方財政計画および県の試算に基づき計上し、合計で対前年度3,533万9千円増額の3億6,035万5千円といたしました。 9款地方交付税は、地方財政対策の各種指標等による県の試算から対前年度比3億2,776万3千円減額の、32億7,898万6千円を計上しました。 10款交通安全対策特別交付金から、12款使用料及び手数料につきましては、それぞれの根拠法令に基づいて2億6,581万7千円を計上いたしました。 13款国庫支出金は、対前年度3,482万円増額の8億76万5千円で、主な要因は国庫補助金および六郷小学校大規模改造補助金の増によるものであります。 14款県支出金は対前年度2,424万1千円減額の4億945万2千円を計上いたしました。 15款財産収入は、基金等利子など433万9千円を計上いたしました。 16款寄付金は、ふるさと納税寄付金等400万2千円を計上いたしました。 17款繰入金では、財政調整基金繰入金1億円を見込み、1億5千円を計上しました。 18款繰越金は4億4,472万5千円を計上しました。 19款諸収入は、対前年度3,103万7千円増額の、8,928万2千円で、主な減額の要因は、中日本高速道路株式会社からの助成金が主なものであります。 20款町債は対前年度2億2,299万4千円増額の10億5,510万6千円を計上いたしました。起債抑制に努めたことに伴うものであります。 次に、歳出についてご説明いたします。 1款議会費は7,803万7千円を計上いたしました。主に議会運営費および人件費であります。 2款総務費は、11億9,166万6千円を計上いたしました。一般管理費など、経常的経費がほとんどでありますが、主なものといたしましては、安全安心対策費、コミュニティバス運行費、市川大門駅管理費、および峡南広域行政組合負担金等であります。 特に平成28年度は、市川三郷町第2次総合計画策定事業費、統合型GIS更新事業費を盛り込みました。 3款民生費は24億774万1千円を計上いたしました。社会福祉対策として新規で手話施策推進事業費を計上し、従前の身体障害者福祉対策および高齢者福祉対策経費の充実、国民健康保険特別会計および介護保険特別会計等の財政安定化、子育て支援対策では、新たに子育て祝い金支給事業を計上し、児童手当の支給、18歳までの医療費窓口無料化、ひとり親医療費助成、延長保育、および放課後児童対策などは、引き続いて支援の充実を図ってまいります。 なお、長寿医療費給付金事業、放課後児童健全育成事業等につきましても継続事業として計上いたしました。 4款衛生費では、8億824万1千円を計上いたしました。 健康増進事業として、各種がん検診、人間ドック、65歳以上の高齢者のインフルエンザ、肺炎球菌ワクチン接種費用および風疹ワクチン予防接種費用の一部助成など、母子保健事業として、妊婦健診14回分の全額助成、および不妊治療医療費の一部助成等のほか自立支援医療、これは育成医療でございますが、給付事業および養育医療給付事業などを行います。また、新規となりますが、峡南医療センター企業団出資金を計上しております。 環境事業として、住宅用太陽光発電機器の設置費用に対しての、一部助成を継続します。 5款農林水産業費は、3億3,171万8千円を計上いたしました。 農林業の基盤整備や、農林業振興の各種施策としまして、主なものは、農道水路の改修や、農業用施設の維持管理事業、県営事業負担金、新規就農総合支援事業などであります。 6款商工費は1億2,741万4千円を計上いたしました。 神明の花火大会など、各種イベントの実施や、観光プロジェクト事業など、商工会への補助金、印章購入費助成制度、助成金などのほか、観光施設の維持管理事業等であります。 7款土木費は、12億5,445万6千円を計上いたしました。 道路橋梁事業として、町道矢作上野線新設改良事業、町道宮原一本松広場線新設改良事業等の道路工事を、河川費では最終年度となります鳴沢川高田地区内水対策工事を、まちづくり推進事業費では、篭鼻川浦線新設改良事業、住宅のリフォーム費用の一部助成を行ってまいります。 8款消防費は9,545万8千円を計上しました。 昨年度より実施しております街灯設置費補助金の継続や、防災備蓄倉庫設置、消火栓設置工事費と消防施設の充実を図り、火災や自然災害など、緊急時への対応を強化してまいります。 9款教育費は、10億5,126万1千円を計上いたしました。 主なものは、六郷小学校大規模改造事業、市川中学校プール改修事業、民間外国語指導者設置事業などであります。 また、小中学校少人数学級の推進や、小中学校パソコン整備事業等、学校教育の充実に勤めてまいります。 10款災害復旧費は2千円を計上し、11款公債費は長期借り入れ、元利償還金など10億2,578万5千円を計上いたしました。 12款諸支出金は、地域振興基金積立金など1億5,402万7千円を計上いたしました。 13款予備費は、前年度予算と同額の200万円を計上いたしました。 議案第31号 平成28年度市川三郷町国民健康保険特別会計予算について 事業勘定については、歳入歳出の予算総額を24億2,788万2千円と定めるものであります。 また、直営診療施設勘定については、歳入歳出予算の総額を7,706万3千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 主な予算の内容につきましては、事業勘定の歳入では、1款国民健康保険税4億6,148万9千円、3款国庫支出金では4億8,681万5千円、4款療養給付費等交付金1億839万7千円、5款前期高齢者負担金5億5,852万9千円、6款県支出金1億2,847万9千円、8款共同事業交付金5億1,801万4千円、10款繰入金1億6,314万5千円であります。 歳出では、1款総務費3,768万2千円、2款保険給付費14億8,786万8千円、3款後期高齢者支援金等2億4,492万2千円、6款介護納付金9,455万7千円、7款共同事業拠出金5億350万4千円、8款保健事業費2,624万5千円、11款予備費3千万円を計上いたしました。 次に、直営診療施設勘定の歳入では、1款診療収入5,678万2千円、3款繰入金1,998万9千円であります。 歳出では、1款総務費4,428万3千円、2款医業費2,975万円、3款公債費203万1千円を計上いたしました。 議案第32号 平成28年度市川三郷町介護保険特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ20億5,395万5千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 主な予算の内容につきましては、歳入では、1款保険料3億8,656万8千円、3款国庫支出金は5億4,182万3千円、4款支払基金交付金5億4,640万3千円、5款県支出金2億5,156万6千円、7款繰入金、給付費に対する繰入金等3億2,759万円であります。 歳出では、1款総務費5,155万2千円、2款保険給付費19億3,420万6千円、3款地域支援事業費は6,718万4千円、5款諸支出金101万2千円を計上いたしました。 議案第33号 平成28年度市川三郷町
介護サービス事業特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ572万2千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 予算の主な内容につきましては、歳入では1款サービス収入571万9千円、歳出では1款事業費、居宅サービス事業費572万1千円を計上いたしました。 議案第34号 平成28年度市川三郷町
訪問看護ステーション西八代特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ2,931万3千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 主な予算の内容につきましては、歳入では1款サービス収入2,915万2千円、3款繰入金10万7千円であります。 歳出では、1款総務費2,705万1千円、2款サービス事業費215万6千円を計上いたしました。 議案第35号 平成28年度市川三郷町簡易水道特別会計予算について 歳入歳出の総額をそれぞれ3億3,771万円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」および第2表「地方債」によります。 主な予算の内容につきましては、歳入では使用料及び手数料を8,518万9千円、国庫支出金を979万4千円、繰入金を1億1,866万6千円、町債を1億260万円とするものであります。 歳出では、総務費を1,470万8千円、管理費を6,644万7千円、事業費を1億3,538万2千円、公債費を1億2,117万2千円といたしました。 議案第36号 平成28年度市川三郷町公共下水道事業特別会計予算について 歳入歳出の総額をそれぞれ9億9,990万2千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」および第2表「地方債」によります。 主な予算の内容につきましては、歳入では分担金および負担金を589万円、使用料及び手数料を1億5,222万6千円、国庫支出金4,750万1千円、繰入金を4億8,368万8千円、町債を3億620万円とするものであります。 支出では、流域関連公共下水道費を2億6,373万7千円、特定環境保全公共下水道費6,543万3千円、公債費6億7,073万2千円といたしました。 議案第37号 平成28年度市川三郷町
農業集落排水事業特別会計予算について 歳入歳出の総額をそれぞれ3,414万4千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」および第2表「地方債」によります。 主な予算内容につきましては、歳入では使用料及び手数料128万円、国庫支出金を600万円、繰入金を2,086万2千円、町債を600万円とするものであります。 歳出では、総務費4万9千円、事業費を1,302万6千円、公債費を2,106万9千円といたしました。 議案第38号 平成28年度市川三郷町
戸別浄化槽整備推進事業特別会計予算について 歳入歳出の総額をそれぞれ777万1千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 主な予算の内容につきましては、歳入で使用料及び手数料を362万1千円、繰入金414万9千円とするものであります。 歳出では、総務費を439万3千円、公債費を337万8千円といたしました。 議案第39号 平成28年度市川三郷町温泉事業特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ5,872万7千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 主な予算の内容につきましては、歳入では、繰入金を4,917万1千円、諸収入を935万3千円とするものであります。 歳出では、温泉整備費を2,127万1千円、公債費を3,745万6千円といたしました。 議案第40号 平成28年度市川三郷町
恩賜県有財産保護管理事業特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ245万6千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 主な予算の内容につきましては、歳入では繰越金を232万5千円、歳出では、管理費の委員報酬、県有地借地料等であります。 議案第41号 平成28年度市川三郷町市川財産区特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ212万9千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 主な予算の内容につきましては、歳入では繰越金を200万6千円、歳出では管理費の委員報酬等であります。 議案第42号 平成28年度市川三郷町高田財産区特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ75万1千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 主な予算の内容につきましては、歳入では、繰越金74万8千円、歳出では管理費の委員報酬等であります。 議案第43号 平成28年度市川三郷町大同財産区特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ323万円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 主な予算の内容につきましては、歳入では繰越金を322万7千円、歳出では管理費の委員報酬等であります。 議案第44号 平成28年度市川三郷町
歌舞伎文化公園管理特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ2,553万9千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 主な予算の内容につきましては、歳入では、使用料を210万1千円、繰入金2,307万円であります。 歳出では歌舞伎文化公園費で2,553万9千円といたしました。 議案第45号 平成28年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億1,803万円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 主な予算の内容につきましては、歳入では1款後期高齢者医療保険料1億3,712万2千円、3款広域連合支出金335万2千円、4款繰入金7,684万9千円であります。 歳出につきましては、1款総務費1,702万1千円、2款後期高齢者医療広域連合納付金2億30万7千円であります。 議案第46号 平成28年度市川三郷町上水道事業会計予算について 本年度の業務予定量は給水戸数3,754戸、総配水量159万2千立方メートル、1日平均配水量4,362立方メートルです。 収益的収入および支出の予定額は、収入において水道事業収益1億4,883万8千円とするものであります。内訳では営業収益1億4,732万1千円、営業外収益151万7千円であります。 支出においては、水道事業費用1億8,063万円とし、内訳では営業費用1億6,169万3千円、営業外費用1,863万7千円、予備費30万円であります。 次に、資本的収入及び支出の予定額は、資本的収入において841万3千円とするものであります。内訳では工事負担金841万2千円、固定資産売却代金1千円であります。 資本的支出において7,178万7千円とするものであります。内訳は建設改良費2,278万1千円、企業債償還金4,900万6千円であります。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額6,337万4千円は、過年度分損益勘定留保資金3,671万8千円および当年度損益勘定留保資金2,665万6千円で補填するものであります。 議案第47号 市川三郷町過疎地域自立促進計画の策定について 過疎地域自立促進特別措置法の改正により、同法の執行期限が平成33年3月31日まで5年間延長されたことに伴い、平成28年度から平成32年度までの市川三郷町過疎地域自立促進計画を策定する必要があるため、同法第6条第1項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 議案第48号 字の区域変更について 中山間地域総合整備事業矢作地区圃場整備に伴い、字の区域を変更する必要が生じたため、地方自治法第260条第1項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 以上、提案理由の説明といたします。
○議長(三神貞雄君) これより質疑に入りますが、あらかじめ申し上げます。 本件につきましては、議会運営委員長の報告にもありましたように、所管の常任委員会に審査を付託いたします。 したがって、ここでは大綱的な質疑をお願いいたしたいと思います。 これより質疑に入ります。 (なし) 質疑を終わります。 本件については、各常任委員会に審査を付託いたします。 これにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、本件につきましては、各常任委員会に審査を付託することに決定しました。 ここで、暫時休憩いたします。 再開は午後1時30分といたします。 ご苦労さまです。 休憩 午後12時24分
----------------------------------- 再開 午後1時28分
○議長(三神貞雄君) 再開いたします。 和田三珠支所長は都合により午後より欠席する旨の報告がありました。 代わりに、桜林係長が出席していますので、ご了承願います。
-----------------------------------
○議長(三神貞雄君)
△日程第10 一般質問を行います。 第16番、一瀬正君ほか6名から通告がありましたので順次、発言を許します。 第16番、一瀬正君。
◆16番議員(一瀬正君) これより一般質問を行います。 最初に、市川三郷病院の人工透析、泌尿器科、手術機能を富士川病院へ移す計画について質問します。 第1に、患者さんの願いに対する町長の考えを伺います。 市川三郷病院から人口透析、泌尿器科を富士川病院へ移すことに対する町民をはじめ、市川三郷病院を利用している患者さんからも、富士川病院へ移されたら困る。移さないで市川三郷病院で受診できるようにしてくださいと、強い要求が出されています。 それは、人工透析や泌尿器科の患者さんは、高齢の方が多いのです。私も市川三郷病院を利用していますが、市川三郷病院の利用患者は高齢の方が多いです。交通の便がよい市川三郷病院は、通院しやすいのです。特に人工透析の患者さんは、重症な人ほど透析の回数が多く、週3回交通の便が悪い富士川病院へ通院することは、肉体的にも、金銭的にも重たい負担となります。 今回の変更の中で、手術機能を富士川病院へ移すことも計画されていますが、例えば泌尿器科の手術が富士川病院で行われるようになっても、泌尿器科の手術を何曜日かの午後から行うことにすれば、市川三郷病院での診療に支障がないようにすることはできないことではないと考えます。お客さまである患者さんの立場に立って考えるべきではありませんか。 市川三郷町長として、どのように考えていますか。お答えください。 第2に医業収入の面から町長の考えを伺います。 外来医業収入につてですが、12月議会中全議員協議会でいただいた企業団が依頼したトーマツコンサルの資料によると、平成26年度実績は次のようになります。 まず、人工透析の実績ですが、人工透析を受けた人は9,213人で、1日あたりの透析単価は2万7,312円で、人工透析による医業収入は2億5,162万5,456円となります。 泌尿器科外来については、泌尿器科がなくなる平成29年との外来患者比で算出すると、年間約5千人の患者減です。外来患者の収入平均単価は9,929円ですので、これをかけると4,964万5千円の減収となります。 人工透析と泌尿器科がなくなることによる市川三郷病院の外来収入は3億1,620万円、外来収入の約50%減収となります。 そのことは、人工透析と泌尿器科外来が富士川病院へ移ったあとの平成30年3月期の市川三郷病院の外来収入は2億9,080万8,324円で、27年3月期の7億1,640万7,075円よりも4億2,559万8,751円の減収となっています。 人工透析と泌尿器科を富士川病院へ移すことは、市川三郷病院の存続をできなくすることになると、私は考えますが、町長はどうお考えですか。お答えください。 第3に、2病院統合のために、県が提出した数値と、2カ年経過する中での現実な数値との違いについて、町長の見解を伺います。 最初は患者数についてです。平成25年2月28日に開かれた第4回峡南北部2病院統合協議会に、県が提出した財務会計計画資料には、市川三郷病院の平成26年度外来患者数は8万2,477人でした。26年度決算によれば4万9,205人、人工透析患者を加えて5万7,986人で、2万4,491人も現実は少なかったのです。県の31年の試算では、9万6,188人、今回のコンサルの試算では31年は3万4,360人、県とは6万1,828人、約3倍も多い数値を示して、2病院統合を県は押し付けてきたのです。そして合併後の市川三郷病院の31年度の入院外来収益は25年度の11億6,708万2千円よりも4億288万8千円多い、15億6,997万円になることを示してきました。 県はいかにでたらめな数値を示して、2病院の統合を、合併を進めてきたのか、患者数の試算から見ても明らかではありませんか。現実の数値との違いについて、町長はどのような見解ですか、お答えください。 第4に、人工透析、泌尿器科を富士川病院へ移す費用の捻出について伺います。 人工透析を移すには、施設改修費用がかかります。 特に人工透析は例えば現在市川三郷病院で使用している機器をそのまま使うとしても大量な水が必要です。 過日、テレビで人工透析に関係する報道がされていましたが、私の記憶では透析に必要な水は1人25リットルとのことです。現在の富士川病院、サンビューふじかわで使用している水源で十分賄えるのでしょうか。水の確保のためには、何円かかるのですか。私の記憶では、人工透析と泌尿器科を富士川病院へ合併時に移さなかったのには、財政問題もあったと思っていますが、移すために必要なお金はいくらですか、お答えください。 第5に、県が合併されるために示した医師の確保はできているのかについて伺います。 平成28年8月21日に開かれた富士川町議会の特別委員会に、県が示した医師確保計画によると、31年度市川三郷病院の医師は常勤9人、非常勤4人の計13人、36年は常勤10人、非常勤4人の計14人という計画。富士川病院は31年常勤16人、非常勤3.5人で、計19.5人、36年は常勤20人、非常勤3.5人で計23.5人という数値を示して、2病院の統合を進めてきたのです。峡南医療センターの常勤医の合併後の増減についてお答えください。 第6に、市川三郷病院医師の動向および医師体制についてうかがいます。 2病院合併に向けて、河野院長が町立病院を退職されて、峡南医療センター企業長に就任なさいました。外科常勤医は3人から2人になりました。内科も3人から岩瀬先生1人です。残された常勤医の先生方に重い責任と負担が負わされてきました。そして今度は人口透析と泌尿器科、手術機能の富士川病院への移行問題です。次々に病院の状況が改悪されていく中で、市川三郷病院の常勤医で働くことの魅力を先生方は持ち続けられるでしょうか。率直に言って、若い外科常勤医の先生方の退職が心配です。 久保寺院長は院長という重積の下、お1人で人工透析も、泌尿器科の外来も、入院も行っておられます。泌尿器科医師を早急に確保することが急務です。 こうした状況を考えたとき、市川三郷病院存続のために、常勤医確保へ町長は真剣に取り組むべきだと考えます。 第7に、市川三郷病院を利用している町民が少ないことについて、町長の見解を伺います。 私の12月の一般質問に対する町長の答弁で、市川三郷町民の市川三郷病院への入院は10%、外来は13%、富士川病院の入院は5%、外来7%と2病院を利用する町民が少ない。利用率が低いことが示されました。どうして2病院を利用する人が少ないのでしょうか。その理由が分かれば改善することによって、市川三郷病院の患者さんを増やすことができるのではありませんか。 コンサルに委託して調査するよりも、町民の思いを調べることを私が12月の一般質問で指摘したのは、町民の声を聴くことの大切さなのです。 富士川病院への利用率が低いのは、交通の便が悪いことと、通院費用がかかることが考えられます。市川三郷病院は長い時間待たされるのが大変という町民もいたり、甲府診療圏への交通の便もよいこと、それに地元開業医との信頼、連携関係が取れているかとの疑問もあります。 どうしたら町民に利用される市川三郷病院にすることができるのか、町長としてどのような方策が必要と考えておられるのかお答えください。 市川三郷病院の人工透析、泌尿器科、手術機能を8月から富士川病院へ移す計画に対し、町民と病院利用者から止めてほしいという声が上がっています。町長は2病院統合にかかわった町長として、現状をどう考えておられるのか、7点の質問をさせいただきました。お答えください。 以上です。
○議長(三神貞雄君) 答弁を求めます。 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) 一瀬正議員の一般質問にお答えいたします。 ご質問を整理させていただきますと、1つが人工透析、泌尿器科の移設について、2つ目が人工透析、泌尿器科の移設による医業収益源について、3つ目が経営統合時県が示した基本構想での病院経営数値について、4が人工透析泌尿器科の移設改修費用について、5つ目が経営統合時県が示した基本構想の医師数と実態について、6が医師の動向、医師体制、医師確保について、7つ目が入院外来患者数等々についてでございますが、まず1につきましては、人工透析は移設しないということでございます。泌尿器科につきましては、7月から移設と報告を受けております。 2につきましては、市川三郷病院の泌尿器科移設による医業収益減につきましては、入院が9,440万円の減、外来が1億2,739万円の減、合計で2億2,180万円の減と報告をされております。 3につきましては、経営統合時の基本構想での医業収益との関係については、企業団から公式な報告を受けておりませんので、お答えを控えさせていただきます。 4につきましては、人工透析は移設しないということですから、泌尿器科の移設費用は示されておりませんが、診察室の改修費用等は必要になるというふうに思っております。 5につきましては、市川三郷病院は経営統合時の基本構想における医師数には至っておりません。開業時、市川三郷病院が8名、常勤医の先生ですが、富士川病院が12名、計20名でございますが、この4月からは市川三郷病院が4名、富士川病院が16名、計20名、この20名には変わりがないということです。市川三郷病院の医師2名、先ほど議員がご指摘のように2名は退職ということで、大学に戻るのではなくて、大学医局を退職されるということでございます。 2月15日にこうした状況もありまして、山梨大学医学部付属病院長に総合診療医、腎臓内科医、各1名、計2名の派遣を強く申し入れたところです。これには両町長と企業団の正副議長、企業長経営管理局長で、医大のほうに行って申し入れを行いました。 ただ1つ常勤医の数ですけれども、1つ考察しておく必要があると思うのは、例えば内科医の先生の例を取りますと、富士川病院の常勤医としてカウントされている内科医の先生であっても、市川三郷病院の勤務をしていただいたり、三珠国保診療所を見ていただいたりということで、実際は2分の1くらい、そういう先生方がおられるので、4対16という、単純にカウントされた数だけで見るのはどうかという感じもいたします。 それから6につきましては、市川三郷病院は総合診療型の病院ということで方針が決まっておりますので、慢性期、回復期、あるいは人工透析等から総合診療医内科、内科ですね。それから腎臓内科医、泌尿器科医の確保が必要ではないかというように思っております。 7につきましては、企業団は2病院、2老健施設の連結決算ということであります。セグメント情報、病院ごと、施設ごとの数値につきましては、積算する上で注記として計上されておりますけれども、連結決算であるということで、市川三郷病院は総合診療型病院ということでありますから、一般医療、慢性期、回復期の医療、それから急性期を脱した患者の受入ということになるかというふうに思います。 以上、答弁といたします。
○議長(三神貞雄君) 第16番、一瀬正君。
◆16番議員(一瀬正君) 非常に簡略なご答弁だと思います。 私ははじめ、町民の人たち、非常にいろいろ悩んで私のところにも相談に来ています。シャトルバスが午後なくなったことによって、富士川病院の一條先生にかかっていたと、午後から、一條先生は非常に丁寧な診察をなさるということで、それだったら午前中に診ていただけるようなお願いをしてはどうかという話をしたところです。 しかし、先生の丁寧な診察の中で、非常にそれは困難と、友人に頼んで送迎をお願いすることにしたというようなことやら、同じような問題もきております。 一つひとつ、私お聞きしていきたいんですが、第1の手術機能の問題なんですが、平成30年には市川三郷病院を建て替える。2番目の質問の中でもっと具体的に私は聞いていくわけですが、これまでそういうようなことを議会の中で私も聞いてきました。あと2年待てば、市川三郷病院の手術室を新しくできるということにもなるわけなんですが、それまでの対応策を考えれば、手術機能を富士川病院へ移さなくても済むのではないかとも考えます。 市川三郷病院の手術室の改修に6千万円かかるということが、市川三郷病院の手術室機能を富士川病院へ移すということの大きな要因だったんですね。さっき申し上げたように、2年後に建て替えるんだったら、それまでの対応を考えながら、建て替えた段階での手術室を造れば、私は対応できるのではないかと、おそらく2名辞められたという先生方、山梨大学へ帰られるんではなくて、他の病院へ移られていく。ご自身が選んだ病院へ移られていかれるんではないかと思うんですね。この先生方は、私が患者さんから聞いたんだったら外科の先生がお1人の話をちょっと伺っていたんですね。それでこの質問を組み立てたわけなんですが、河野先生が行かれ、手術機能が富士川病院へいくということの中で、非常に私は外科医にとっては魅力が市川三郷病院に、常勤がなくなっているという、そういうことにも私はつながると思うんです。そういう意味で、手術機能を建て替える段階、それまではどういうような対応をしていくか、手術室の内容、水周りの問題だとか、いろいろあるのかもしれませんが、解決をする方法を考えながら、それまで置けば市川三郷病院に対する今までの市川三郷常勤、町長おっしゃるように、確かに企業団になったことによって、医師が交流をしていることは事実ではありますが、しかし市川三郷病院の常勤医が魅力を持っている市川三郷病院であることを、町長ご自身が考えていって、企業団へ要求していかなくてはならないではないかと、町長の果たす役割というのは非常に大事だと思うんです。 そういう意味での、まず手術室の問題について、私の見解を述べたわけですが、町長のお考えをお聞かせください。
○議長(三神貞雄君) 答弁を求めます。 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) 経営統合時に基幹診療型と、総合診療型というように役割分担をしますということで合意をしたんですね。これは議会のご同意もいただいて経営統合したんですね。その手続きとしては、基幹診療型、総合診療型で富士川病院と市川三郷病院になりますよということを議会もご承認をいただいて、議決をいただいて経営統合したんですね。基幹診療型は手術を中心に急性期をやりますということなんですよ。総合診療型は、一般外来の一般医療と、それから急性期を脱した方々の受け皿というか、入院をしていただくということの役割を果たそうということですよ。 ですから、両方の病院で手術をしますという方向に山梨大学医学部付属病院も難色を示しているということです。手術は1カ所でいいですよと、峡南北部の人口や、医療圏の規模からいって、両方で手術期能をもたせるということについてはということなんです。 私どもは努力していないんじゃないかとおっしゃるけれども、懸命にその話はぶつけています。できる限りの努力はしています。企業団の5人の議員だって、懸命にその話はしています。 しかし、そういう方向で決まっているんです。ですから少なくとも手術は富士川病院で、それ以外の総合関係は市川三郷病院ということで、役割を明確にして、経営統合ということになったんですね。 ですからそこが基本的に一瀬議員さんのおしゃっていることと、それから経営統合に踏み切って、今の形でいろいろな企業団が出される計画につきまして、改善点は申し入れていますけれど、基本的なところは大きく変わらないということです。 ただし、議員の指摘のように総合診療型で手術のできない病院に若い先生が魅力を感じられるかというと、感じないと思います。手術ができないですから、自分の医療技術を高めたいという、そういう若い先生方は、いろいろな症例の中で手術もしたい。そういうことなんです。 ですから、私どもが企業団に強く申し入れて、医師のローテーションでやはり市川三郷病院と富士川病院をローテーションで組んでもらいたいということでやり始めているんです。 ですからそれはね、ちょっと理解をしていただかないと、根底がちょっと違うんですね。そういうことで経営統合を議決をいただいて、決めさせていただいたという経緯がございます。
○議長(三神貞雄君) 第16番、一瀬正君。
◆16番議員(一瀬正君) 最初から町長は、そういうような病院形態でいいと思って統合なさったんですか。
○議長(三神貞雄君) 答弁願います。 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) あのですね、どんなに、当然立場上ね、私もそうだし、企業団の秋山議長もいらっしゃって、どれほど医大で、机をたたいてまで医大の院長先生に詰め寄ったかと、ともかく医大は医師の派遣について、峡南北部の地域に、重複して、医師の派遣はできないと、はっきりいわれたんです。 だから一瀬議員のお立場は分かりますけど、求めるだけでは前へ進みません。やはり力を貸してもらいたいと思います。 求めるだけだったら、全然この局面は改善できないと思います。ぜひ議員全員のお力を借りながら、やはりその中でもよりよい地域医療ができるような進み方をするしかないというように思います。 医師の派遣って、医師を確保するのに、どんなに苦労しているかということ、そういう点でお力を借りたいというように思います。
○議長(三神貞雄君) 第16番、一瀬正君。
◆16番議員(一瀬正君) 議員がいったところで、大学側がはたしてどれだけ議員の力を求めてくるというのは、非常に疑問です。私もいろいろなことをやってきました。県の今度統合を進めていたところへも2度行きまして、こんな統合はダメだよという話をしてきました。動いていないんではなくて、動いています。 しかし、私が提案したような形で統合を検討されているとき、町長に申し上げた点が2点あります。町長、山梨大学の教授たちともっと交流をする中で、教授たちのお力を借りる方法を提言しました。 そして、当時の山梨大学医学部の部長さんであったり、付属病院の院長が市川へ臨時で来ておられる。また、皮膚科の教授も来ておられる。こうした人たちのお力も借りるような提言もしました。これは町長しかできないことです。 それから、知事に申し入れたり、国に対して働きかける。これも町長しかできない仕事だと思います。私は、合併問題が起こったときから、ずっとその点は指摘してきたところです。 私たち議員ができることというのは、本当に相手があることであって、やはり町長が、私は批判ばかりしているつもりはありません。そして町長ご自身のお力もあったじゃないですか。なぜかといったら、内科医師をお2人、1人しかいなかった常勤医、2人増やしたのは町長のお力じゃないですか。それは町長だからできたことであると思うんです。 これからの問題としては、例えば医業収入面での問題なんですが、人工透析と泌尿器科を富士川病院へ移した場合については、市川三郷病院の外来収入は3億1,620万円の減収、外来収入の50%減に当たるということで示しました。人工透析はそのまま残すということではあるわけなんですが、しかし今の状態でいったならば、私は富士川病院へ移ってしまう中で、第4の問題なんですが、人工透析外来を富士川病院に移さないで、市川三郷病院を置いとくという説明、これは私たちが受けたのは3月1日の全員協議会で聞いたわけなんです。 市川三郷病院へ置く理由として、4項目示してありました。この中に、その中の第1は富士川病院が現状でも老健と共同使用しているため、水圧が確保できない。水圧の整備が必要となった。2番目に富士川病院の水質が硬質のため、軟水装置などの整備が必要となったなど、4項目の理由を挙げているわけなんですが、こんなことはとっくに分かっていたことではないかと思うんです。 そういう中で、私は12月の議会の反対討論の中で指摘したわけですが、人工透析を富士川病院へ移すのには、富士川病院の改修費用が約1億円かかる。それが無理のために人工透析を市川三郷病院へ置いとくという、最初の計画の中でそうなっていたと、今回コンサルが出したからそのまま提案してきたと、しかし、いざ検討したら今のような4つの理由で市川三郷病院を置くというような、そういうふうな私に言わせれば、もっと本当に真剣に考えて行かなくてはならないのが、あまりにも企業団自体が、いや企業団議会はね、そのへんの指摘されていると思うんです。 私も傍聴に行って来たんですが、この間の定例会、その前に全員協議会があったわけです。全員協議会が延長されたと、また1時間以上かかったんでしょうか、延長されたために本会議が遅れたわけです。それは私も行って傍聴もしてきました。 企業団の議員たちが、私はいいかげんなことはやっていない。やっているということを指摘しているんではないんです。一生懸命秋山議長はじめやっておられると思うんですが、これから町長が果たしていく役割というのが、最初私ね、何でこんなしつこいような質問をするかといったら、町長、企業団にお任せしているんですというお答えを、私の質問にしたことがあるんですよ。そうじゃないんですよと、市川三郷病院を守るには、町長が果たさなくてはならない役割というのが、非常に重要なんですよと、そしてそれはコンサルじゃなくて、町民はどういう願いを持っているか、町長ご自身が掌握する中で、それを盾にして町長があらゆるところに働きかけて、県知事にも働きかけたり、国にも働きかけたりしていくことが大事ではないですか。それができるのは議員ではなくて、町長ではありませんかという、私は思いをしているんですが、いかがでございましょうか。
○議長(三神貞雄君) 答弁を願います。 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) 人工透析のことにふれますと、開設者会議で一貫して賛成していなかったです。最後は、昨年の暮れですけど、企業長からも、町長がそんなにやはりその非常に重い気持ちを、気持ちが重いということですね、移設されるということについて、期間がありましたら、そういうことをかなり話しました。町長がそういうことであればということで、方針を変えていただいたという点があるんではないかというように思っております。 一貫して、今のような質問に対する無理からぬ質問をなさっているなという感じは、私自身もしております。 しかし、こういう経営統合に踏み切った以上、県の数字がでたらめです。何々がそうですということに、「はいそうです」という答弁はもちろんできませんし、それから企業団があって、企業団議会があって、そこで承認とか、議決されたものが公式なものなんですよ。 だから質問に対してこう議場で、質問に対して答弁をするということは、公式な認められた数字で答弁するならいいんですが、私がいっぱい数字を資料から出してあります。 そういうことを答弁していいのかということですよね。だからいくつかお答えしたいこといっぱい用意をしてありますけれども、議場というところで、公式な数字を述べて、それは企業団が企業団議会に出して、そこで議決をされ、承認をされているものが公式として、私がお答えするんだったらかまわないですけれども、責任ある答弁をするという立場からすると、なかなかできないんですよ。これは議事録にも残りますし、ですからそういう点をご理解をいただきたいというふうに思います。また、泌尿器に関しましても、ご指摘のように久保寺院長先生お1人でなんですね、そして医大の意向もあって、場合によったら4月から、あるいは7月くらいに1名プラスになるかもしれないけれども、企業団にというのではないんですね、私どもこの企業長や医大に対してお願いしている。企業団に派遣をしていただきたい。そうすると、企業長がバランスよく市川三郷病院と富士川病院に配置をしてくださる。医大のほうが富士川病院にということで派遣がされるというふうに聞いておりますから、どうにもならない。それは、先ほど言ったように、急性期を中心とした基幹診療のほうにある程度若い先生方、そこなら先生方も医局のほうで話をしたときにも返事をしてもらえるけれども、総合診療の病院のほうにということになると、先生方はやはりその返事をされないということなんでしょうか。なかなかですから企業団に医師を派遣していただいて、ローテーションで配置をしてもらうということしか、医師の配置やね、その他のことを考えると、そして先ほど言いましたように連結決算ですから、やはり全体としてどうかということです。ですから、企業団も26年度7億122万の赤字を出しましたよね。 そして年度末に7億3千万の一時借り入れの償還ができないということで、両町が長期と短期に分けての3億6,500万ずつ貸付をしたということです。 資金不足比率が8.6%だったのが、6.4、5%くらいまで落ちたというように思っています。 あのまま手を打たないでいれば、10%を越えて、金融機関から資金援助をいただくのにも、山梨県知事の認可が必要ということになるから、非常に厳しい状況ですが、今、こうした点を打ってきた結果、6.4、5%まで資金不足比率が下がってきたということで、体力も若干ついてきておりますし、またお手元にきっとあるかと思いますけれども、トーマツ案では平成29年度2億127万1千円の赤字、30年度が1億6,322万1千円の赤字、31年度が1億1,521万8千円の赤字、23年が1億67万7千円の赤字というのを、企業団の計画では28年度が2億3,144万3千円の赤字ですけれど、29年度は761万3千円の黒字、30年度4,109万4千円の黒字というふうに、29年度から黒字化になってきているんですね。それらでおそらく基幹診療と総合診療ですみ分けをして、この峡南北部医療圏の中での地域医療を守るという姿勢を貫いておられると思います。 この企業団の計画を、企業団議会もご承認をされて、こうして進んでいるということをご理解いただきたいと思います。
○議長(三神貞雄君) 第16番、一瀬正君。
◆16番議員(一瀬正君) 今のご答弁の中で、泌尿器の先生がお1人増えるということなんですが、泌尿器科が富士川病院へ移るということの中で、久保寺院長はどういう形になるのでしょうか。お聞きになっていたらお答えいただきたいと思います。
○議長(三神貞雄君) 答弁願います。 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) 詳しい医師体制や、人事については報告は受けておりません。 ただ、こんなふうになるのではという話ですから、これは答弁としてはすべきではないというふうに思っております。
○議長(三神貞雄君) 第16番、一瀬正君。
◆16番議員(一瀬正君) 5、6でした医師問題なんですが、今、院長の問題を出したわけですが、3月、そして4月から医師体制の弱体化が心配され、患者さんも心配しています。例えば今までかかっていた医師が今度は変わると、それから週3回の診療が1回になってしまうとか、いろいろそういうふうなことを自分の先生から聞いて、不安がっています。 事実私も、二俣先生にかかっているんですが、4月からどうも私の担当医も代わるようです。病院へいくといっぱい貼ってあって、私も気になりますから、医師の状況なんかを見ているわけなんですが、外来患者が1日平均193人、年間4万7,015人と、大きくこれが計画の中で28年度の予算書によると、こういうような計画ですが、私は今の実情を見ていると、市川三郷病院の営業損益は3億1,023万3千円、これを営業損失を大きく下回るのではないかというように考えています。 やはり第2問の中で、私お聞きしているわけなんですが、病院を建て替えるということ、この中でも言っていますが、第2問の中でそのへんは指摘していきたいと思うんですが、こういうような医師体制が弱体化する中で、私はさらに市川三郷病院の、それは企業会計として、企業団の会計として一体化されるけれど、そういう中で富士川町という町と、市川三郷町両町がお金を出し合って、成り立っている企業団であるわけですから、富士川町の議員さんたちもこの間、私研修がありまして、弁護士が講師で、新しいそういう企業体をどう作るかというようなことでの講義を聴きにいったら、富士川町の議員さんたち3名が来ていました。これでもダメなんだなとか、いろいろ言われていたそうです。私は都合があって先に帰ってしまったわけなんですが、こういうことで、富士川町の、富士川町自体もこんなはずではなかったのにという、市川三郷町はもう病院をずっと長いこと経営されているから、いろいろな病院での、病院問題の経営というのは大変だということは承知しているんですが、富士川町としては病院経営をしていないわけですね。そういう中では、今言ったような状況での動揺は相当激しいとは思うわけなんです。 そこで、市川三郷病院の赤字が、企業体として会計は一緒だというけれど、市川三郷病院の経営状況というのは、今後の企業団経営については、非常に大きな役割というか、非常に大きな力となってくると思うので、その点町長はどのように3月、そして来年、4月、医師の動向等をお聞きになっていると思うんですが、そういう中でお考えなのか、そのへんについて町長の分析についてお聞かせください。
○議長(三神貞雄君) 答弁をお願いします。 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) 先ほどご答弁の中で、泌尿器科が富士川病院に移ることによって、市川三郷病院の医業収益減につきまして、入院が9,440万円、それから外来が1億2,739万円、合計で2億2,180万円の医業収益源になりますと申し上げました。 他方、急性期を脱した患者さんの受け入れプラスが9,560万円、私が計算したものですからね、この2億1,180万円から28年度の医業収支を見ると、計画を8億4,840万4千円となっておりますから、27年度の決算見込みに対してマイナス1億2,620万5千円ですから、2億2,180万から1億2,620万を単純に引きますと9,560万は急性期を脱した患者さまが入院をしていただいているところで、これは富士川病院との連携で、手術が終わって、ある程度急性期を出した患者さまをかなり市川三郷病院で入院を受け入れて、20床を越えています。そういう面では、しっかりとした総合診療型病院としての機能を果たしていると思います。自宅へ帰されても、それはご家庭の都合でね、見る方がいないとか、なかなか難しい時代ですから、それを市川三郷病院で受け入れて、入院していただいているという機能がさせていることなんです。さらにそのことが、ベッド数はまだありますから、もう少しそれを高めていっていただくと、この赤字額というのは、さらに縮小されるというように思いますし、富士川病院のほうではしっかり医業収益を上げていただいて、そのことが実は市川三郷病院の建設に大きく、やはり前進することになる。みんな市川三郷病院を早く建て替えをすることにということで、みんな我慢すべきを我慢しているんです実は。かなり言われてもじっとこらえて、ともかく病院を建て替えるところまで踏み込みができる条件を整うまでということで、かなり我慢をしているんですね。 早く市川三郷町立病院の建て替えをということで、そこを最重点にとらえて、取り組んでいるとことでございます。
○議長(三神貞雄君) 第16番、一瀬正君。
◆16番議員(一瀬正君) 事情はよく分かりましたが、私は2病院統合は反対してきた中で、具体的に指摘したとおりに展開しているなと思うんですね。県が当初示した峡南北部医療の検討の段階で、峡南病院も加えての3病院統合だったんですね。検討会議の中で峡南病院の院長が、うちは峡南地域の医療に貢献すると同時に黒字経営だと、とんでもないと怒って、退場されて、あの検討会議はご破算になって、そして2病院統合に移っていったわけです。 市川三郷町にしても、富士川町にしても、本当に財政規模からいったら小さな町が、2つの病院を持っていくということが非常に大変だと思います。と同時に、2病院の中で、今度は市川三郷病院の建て替え計画、あとで私具体的にお尋ねするんですが、そういう中で本当に2年間の数値を見ていくとき、これからの未来の数値は、今町長がおっしゃった、私も資料を見ていますので、そのへんは分かっていますが、私はほんとうに大変だと思います。そういう意味ではこの町長の任期中に、やはり新しい方向を出していかないとならないのではないかと、私は傷が浅いうちに、企業団を解体して、市川三郷病院は独立させたらどうだと、そういう思いです。 というのは、医師確保についても、大学側でいろいろなことをおっしゃるというけれど、教授とのつながり、それから町長がこれまでご検討、頑張ってこられた医師確保の問題、いろいろなことがあると思います。 私は定年制を70歳にしたらどうだと、息子さんが跡を継がないような家庭にとっては、お医者さんは公立病院へ勤めるほうが、やはり当日直があったにしても体が休まる。開業すると本当に夜、診ている患者さんが、急病を起こしたら飛んでいかなくてはならないという、非常にお医者さんたち、負担が重いわけなんで、そういう意味では公立病院の医師であることが、非常に先生方にとっては、体を休める、心を休める時間が保てるということで、私は定年制70歳にしたらどうだろうかという提案もしたわけです。企業団もあることで、町長という立場の中で、先ほどおっしゃったような非常に答弁が難しい点もあるとは思いますが、ぜひそのへんでは十分広い形で見ていかないと大変な状況になる。相手の富士川町の出方も非常に重要になってくると思います。 ぜひそのへんでのご尽力をいただきたいと思いますが、その点だけお答えいただきたいと思います。
○議長(三神貞雄君) 答弁願います。 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) 町立病院時代に、医大からの医師の派遣について、文科省まで実は行ったことがあります。というのは、大学は文部科学省の管轄ですから、医師の派遣でやはり地方の病院の疲弊について、文科省へ行って訴えたということもあります。そんなこともあって、ある程度手当をしていただいたと。なかなかこういう話はね、私は自分のことだからしなかったんですが、そういう努力もしてやってきました。 背景には、ここへ来てというのは、新聞報道等もあるかと思いますが、国が団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる2025年、平成37年時点を見据えて、ベッド数を大幅に減らすという方針ですよね、国が医療費の抑制も含めて、峡南地域は現在460床のベッドを263床にすると、197床、42.8%減らすというのが背景にあるんですよね、基本的には国のこういう将来に向けての方針がありますから、峡南で197床ということは、この峡南医療センターでは100床くらいを減らすという国の方針ですよね。 ですから、この地域医療というのをそういう背景があって、やはり徐々にそういう政策を推し進めているという感じもしないでもないです。 だからその中で、地域を守るというのはどれほど困難なことか、しかしそれは、町民の皆さんを含めて、しっかり守らなければならないと職員はみんな、私も思っています。議員の皆さんもお一人お一人、そういう思いはあるかと思いますから、これからも企業団の開設者会議では本当に細かい点まで、私は数字を細かく指摘をしています。かなり矛盾点を突いて、やっと細かい数字が事務局サイドから来たのが、昨日のお昼ころだったんです。それは言ってみれば、事務局サイドが、私が細かく指摘をしたからつくってくださったと思うけど、今言うように、公式に企業団が、企業団議会にお示しして、企業団議会が承認、議決した数字であれば、私はこれこれこうですと申し上げられますけれども、そういう数字を議会の一般質問の答弁として、数字を出していいかという問題もあるんではないでしょうか。 だから非常に申し上げたいけれども、なかなか答弁としてという、そのへんはご理解をいただきたいと思います。
○議長(三神貞雄君) 第16番、一瀬正君。
◆16番議員(一瀬正君) お立場も分かりますが、市川三郷町民にとって、また峡南地域の高齢者にとって病院の場所、それから交通の便、いろいろなことを考えたとき、また町民が今より開業医が多かったんですね、市川ね、病院を建設、皆さんが要求で、私も署名運動を、東京から帰ってきたばかりだったんですが、懸命に署名運動をしてやったんです。当初は共立病院に来てもらうという話しだったんですが、急遽郡立病院の建設いうことになって、町立病院に移っていったわけです。そして、開業医が多かったけれど、夜診てもらえないという町民の不安の中で作られた病院だけに、ぜひ町長、もう泌尿器科の問題は7月からということで出されているわけですが、そのへんはぜひ泌尿器とか、人工透析の患者さんというのは非常に大変で高齢者が多いだけに、みんなが苦しんで悩んでおられます。ぜひご尽力をいただきたいということで、一番の質問についてはおきたいと思います。 2番目の質問に移ります。 町長は、市川三郷病院を建て替えるために、どのような改築構想を持ち、国、県、富士川町、峡南医療センター企業団へ働きかける方針なのかと考え質問します。 最初の質問でも指摘しましたが、鰍沢病院と合併したことによって、市川三郷病院の存続は難問題が山積しています。平成30年に市川三郷病院の建て替えを協定書に書き加えたとはいえ、2病院統合を提起した県が示した平成31年度の市川三郷病院の医業収益15億6,997万円、でたらめな試算であることは合併して2年後の数値から考えても明らかです。 12月補正に計上された峡南医療センターへの貸付金3億6,500万円、富士川町も同額の貸付を行いました。市川三郷病院建設費用の負担を、富士川町民は理解し、協力されるでしょうか。私は非常に難しいと考えています。平成30年までにはあと3年間しかありません。その間に町長選挙も行われます。2病院統合を進めてきた方々は30年に市川三郷病院を建て替えるアドバルーンを掲げてきました。 しかし、平成30年に本当に建て替えるとしたならば、規模、土地、建設費、財源確保など、具体的な検討作業に着手しなければなりません。 それには、建設審議会の設立、建設基金の積立開始など、早急にやらなくてはなりません。町長は企業団任せにしないで、市川三郷病院のある町の町長としての改築構想を持った積極的な行動が求められると考えますが、町長はどのような方針なのかお答えください。
○議長(三神貞雄君) 答弁を求めます。 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) 市川三郷病院の建て替えについてでありますが、先ほども申し上げましたけれども、絶えず開設者会議で発言、指摘をしてきております。第2次中期経営計画に市川三郷病院の重点方針として、平成28年10月ころまでに建設委員会の設置および建設基金の創設が明記をされているところであります。 このころ、10月ころというころの意味は、できる限り前倒しをするという意味のころであります。 以上、答弁といたします。
○議長(三神貞雄君) 第16番、一瀬正君。
○議長(三神貞雄君) これをもって、第12番、内藤優君の一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれで散会します。 大変ご苦労さまでございました。 散会 午後6時22分...